アジアンハイグリ・スポーツタイヤのモータースポーツへの参戦
アジアンタイヤがスポーツシーンで脚光を浴びるようになったのはドリフトがきっかけでした。
今やドリフトの最高峰であるD1grand prixではメインスポンサーを担うまでに。そして近年ではグリップ=タイムアタックでの使用も増えてきました。
このページではグリップ力のあるアジアンタイヤを試してみたい!グリップ・ドリフトそれぞれのおすすめは?など気になっている方の参考となれば幸いです。

※随時ラインナップは更新中です‼
メーカー・タイヤ別ラインナップ
以下の記事ではサーキットや某300円のテストコース、峠のようなワインディングで使用した私の体験談を主にハイグリップ・スポーツタイヤをご紹介します。ブランドは順不同ですが、ブランド内の順番はグリップの高い順のつもりです※あまりにもマイナーは情報が少ないのである程度有名どころに絞ります。
NANKANG AR-1
ドライグリップ性能を極めたハイグリップラジアル。インチキタイヤの呼び声もあるほどのグリップ力
ここ一発のタイムを出したい時にもってこいです。タイヤライフは短め。
NANKANG NS-2R
サーキットから峠・グリップ・ドリフトのすべてのステージにおいてコスパ最強。
国産ハイグリに匹敵するグリップを発揮します。TW120でOK詳しくは下記記事にて!
NANKANG NS-2
一昔前のブリヂストンのポテンザRE-01に似たパターン。中央に縦溝、両側にV字の溝が2000年代で流行っていました。上位互換のNS-2Rほどのグリップはありませんが、価格的には〇。ドリフトで使用されているシーンの方が多い印象です。

accelera 651SPORT
ぱっと見71Rのようなパターンでやる気を感じる。TWは100と200が存在。
他のタイヤの同サイズと比べて細いのかショルダーが立ってないのか、引っ張りになります。TC1000では早々に垂れてグリップ力はあまり感じられないが、減りは一丁前。どちらかというとドリフト時のコントロール性の方がある印象です。価格も18インチで¥8,000の為練習やタイヤの限界領域のコントロール練習にもなるのではないでしょうか。

FEDERAL 595RS-RR
595シリーズにおいて最もパフォーマンスが高く、特徴的なフレアパターンで見た目も気合が入ります。コンパウンドの特性から強力なグリップを生み出し、剛性の高さからトラクションを発生、コーナー、ストレート両面にサーキットで熟成されたタイヤ開発が力を発揮しています。縦溝はありませんが、特殊シリカによるウェット性能も確保しており安心◎
性能面でも、見た目で重視でも履けますね。
FEDERALシリーズは現在オートウェイで特価の為オススメです!

FEDERAL 595RS-R

RS-RR登場以前はこちらのタイヤがFEDERALでの最も性能を追求されたタイヤでした。
モータースポーツでの使用シーンを前提に開発されているため、トレッド面・ショルダーの剛性も高くグリップ、トラクション共に高いパフォーマンスを発揮。リムガードもついており、ホイールの保護も◎V字のトレッドデザインは排水性のも高く。ウェット走行も問題なく可能とします。
RS-RRほどグリップもいらないし、街乗り比重の方が高い方にもおすすめです。
FEDERALシリーズは現在オートウェイで特価の為オススメです!
FEDERAL SS595

595シリーズの中では最もストリート向けのタイヤ
シリーズを通してV字系トレッドパターンが特徴的で、スポーツ走行シーンで性能を発揮。FEDERALでは一番安価に変えるモデルだが、近い価格帯ではKENDA KR20よりグリップ性能は高めのイメージ。
ガッツリ峠やサーキットでタイムやドリフトにチャレンジするというよりかは練習向けにという印象はありますが軽量・ローパワー車はグリップが高ければいいというわけではないので、こういった種類も検討の範囲ではないでしょうか。タイヤサイズも豊富なのがGOOD!!
FEDERALシリーズは現在オートウェイで特価の為オススメです!
VALINO VR08GP

同メーカーのPERGEAにおいてもパフォーマンスを発揮していたVAINO(ヴァリノ)タイヤがタイムアタックにフォーカスして本気で開発したのがこのタイヤ。
ここ最近(2021~2022年)でタイムアタック向けタイヤのトレンドである浅溝がこのタイヤでも採用されており溝の深さは【イン側:5㎜】【アウト側:2㎜】ともはやアウト側は保安基準ギリギリ・・・
アウト側の溝がある引っ掛かりで一発タイムを狙い、摩耗でなくなってからは安定してタイムを刻む設計です。スポーツ走行での使用、ここ一発のタイム出しのみを目的とした方が吉です。性能はPOTENZA RE71RSと肩を並べます。
VALINO PERGEA08シリーズ

読み方は”ぺルギア”ーヴァリノタイヤにおいて最強のドリフトタイヤのコンセプトの元開発され【グリップ力】【コントロール性能】【耐久性】で異次元のバランスを発揮します。

”勝てる”レーシングタイヤを目指し完成したこのタイヤは今やD1grand prix formulaDriftでスポンサーとして参戦し、中村直樹選手を筆頭に数多くのチャンピオンを獲得しています。
タイムアタックよりかはドリフトでの使用が圧倒的に多い印象。
タイヤのパターンは同様ですが、このPERGEAには4つの種類が存在します。
※シリーズを通して溝が深い為、フロントはステアリングを抉ればゴムを巻きますし、ヨレます。ライフの面ではメリットですが、デメリットも存在します。

PERGEA08SP【より強烈なグリップ力を発揮するレーシングスペック】
PERGEAシリーズにおいて最もハイグレードに位置する08SP。ターゲットは800馬力クラスの超ハイパワー車のフロント向け。低温からグリップを発揮。サイズも18インチからと、尖った性能だが、環境・条件がそろえば最強。競技シーンで腕+部品でアドバンテージをとるイメージ。
適切な温度帯に熱入れしないと真価を発揮しない為、玄人向けであることがわかります。
※適正路面温度20℃以下
↓PERGEA08SPについての記事はコチラ!↓
PERGEA08RS【最高峰のグリップ力を実現】
08SPと同様、D1grand prixなどでも競技車両に使用されているモデルの1つ。
エアー圧・表面温度の条件を適正にする前提で、真価を発揮するが、バランスに優れセッティング次第では最も使いやすいかと思います。ただ、SP・RSシリーズはハイパワー車で使用されることが前提とされていますので、使用する車両次第では、パワーがタイヤに食われてドリフトアングルが続かない可能性もあります。
※適正路面温度20℃~30℃
↓PERGEA08RSについての記事はコチラ!↓
PERGEA08R【高次元のトータルバランスを実現】
formulaDrift指定のタイヤでもある08R【熱の入り】【コントロール性】【タイヤライフ】においてパフォーマンスを発揮。ニュータイヤですぐグリップを発生してくれるイメージです。
上位グレードSP・RSはかなり尖ったキャラクターをしており、特にタイヤの温度管理が必要とされる中、この08Rは発熱が早く、すぐに前回走行が可能になります。熱が入りやすい=ウェットでもOK!
エアー圧を下げすぎるとグリップしすぎる為、適正範囲で使用するユーザーが多め◎
PERGEA08C【ドライバーのスキルと共に歩む、スキルアップサポートタイヤ】
300~400馬力をターゲットにおいた08Cですが、テクニックの向上・ワンランク上のスピード域でのコントロール・パワーアップをし、同メーカーのドリフト練習タイヤGREEVAからのステップアップをしたユーザーに向けたタイヤです。特に、タイヤのエアー圧のノウハウを習得し、さて次は何を履こうか。といった際におすすめできるタイヤ。という印象です。
08Rほどグリップはいらないけど、今まで履いていたロ―グリップなドリケツよりかは食ってほしい!というシーンでオススメだと思います。エアー圧と発熱を調整しながら自分の狙ったグリップを引き出す技術を培える良いタイヤなのではないでしょうか。
扱いやすく、エアー圧で調整幅を広く。がコンセプトなので車のセッティングとタイヤの調整で一緒に歩んでいくような、正直かなり面白いタイヤだと思います。
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