車高調とは？
車高調（車高調整式サスペンション）は、車の車高を調整することができるサスペンションシステムです。通常、ショックアブソーバーとスプリングが一体化しており、車高を調整するためにスプリングのプリロードやダンパーの長さを変えることができます。ダウンサスという、ノーマルのショックアブソーバーに短いバネ（スプリング）をつけるだけの安価なものがありますが、基本的に乗り心地は悪くなる方向ですのでオススメはしません。（見た目だけ変わればいい人はそっちでもいいかも）
車高調を変える際に初心者が押さえておくべきポイントを以下にまとめます。
### 1. **使用目的を明確にする**
街乗り用かサーキット走行用かによって、選ぶ車高調が異なります。街乗りでは乗り心地や耐久性、サーキットでは性能と調整幅が重要です。最初はそんなに気にしなくていいと思います。
### 2. **調整機能の確認**
– **減衰力調整**：乗り心地や安定感に大きく影響します。街乗りにはソフトな設定が、スポーツ走行にはハードな設定が好まれます。※減衰調整機能がついている車高調では基本的には車高調上部で左右に回すことでこの調整ができます。クリクリ回ります。
– **車高調整**：どのくらい車高を下げられるか、または下げる必要があるかを確認。極端に下げすぎると、乗り心地やタイヤの摩耗に影響を与えることがあります。※下げすぎると車検に通らないので注意
### 3. **適合車種を確認する**
– 車高調は車種ごとに設計されています。購入前に、自分の車に適合するものかを確認してください。※同じ車種でも年式や型式で違うこともあるので、車種だけで購入しないように！
### 4. **価格帯と品質のバランス**
– 安価なものから高価なものまで多くの選択肢がありますが、価格が上がるほど調整機能や耐久性が向上します。初心者には、性能とコストのバランスが取れた10万円台〜20万円台の製品が人気です。
### 5. **プロに取り付けを依頼する**
– 車高調の取り付けは正確さが求められる作業です。必ずプロに任せましょう。わからずやると他人を巻き込む事故になりかねませんので・・
### 6. **アライメント調整**
– 車高を変えると、車のアライメント（タイヤの角度や位置）が狂うことがあります。車高調を取り付けた後は、必ずアライメント調整を行いましょう。
### 7. **乗り心地の変化に注意**
– 車高を下げすぎると、段差や悪路での乗り心地が悪化する可能性があるため、日常的な使用状況を考慮して車高を設定することが大切です。
これらのポイントを押さえることで、適切な車高調選びと取り付けができるようになります。車高調は単なる見た目の向上だけでなく、走行性能を向上させるための重要なチューニングパーツとして、存在しています。
その中で特にオススメできるサスペンションをいくつかご紹介したいと思います。
10万円くらいまでの車高調は正直どれも似たり寄ったりで、性能に大きな違いはないと思って良いと思います。車高を落とせればなんでもOK！であれば安いので良いと思いますが、性能を追い求めると無限ですし、感性の領域になってきます。金額と性能は比例することが多いですが、日常の乗り心地をスポイルすることもあるので、製品特徴をチェックしてみてください。オートバックスなどでメーカーが試乗会を実施することもあるので気になる方は確認してみてください！
10万円車高調オススメ
20万円以上車高調オススメ
BLITZ DAMPER ZZ-R
車高調入門で最もオススメでき、コストパフォーマンス◎の車高調です。
まずはここから試してみるのが良いのではないでしょうか!!
HKS ハイパーマックスS
乗り心地とスポーティーな走りを実現している、HKSを代表する車高調です。最初の入り口はこのあたりか、ハイパーマックスRあたりが良いのではないでしょうか
HKS ハイパーマックスR
ハイパーマックスよりスポーツ性能に振っている”R”Sとの比較も交えてチェック！
HKS ハイパーマックスⅣSP
走りと安定性のバランス、SとRを比較しながらHKS車高調を見てみましょう
TEIN Street Basis Z
減衰固定ですが、コスパと乗り心地重視です。ミニバンなどにもおすすめ
TEIN FREX Z
国産の安心感、価格とパフォーマンス◎
CUSCO Street ZERO A
対応車種多し！さすがクスコさんです。
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