チューニングとは?
別ページでも記載しましたが、『チューニング』とは車の走行性のを向上させるもの。
しかし、高い部品をつけたり、パワーばかりをあげたり、極端なことをしても車のバランスは崩れてしまいます。最悪は車が壊れたり、事故につながるケースもあるのでパーツ選びや順番は極めて重要です。
車のチューニングにおいて大事なテーマはトータルバランスと私は考えています。
最初に言っておきますがパワーは最後の最後です。
チューニングを試みる中で、間違った方向にいかないよう記載できたらと思います。
結局のところ、車いじりは自己満足の世界ですがカーチューン(笑)にならないようには・・・!
タイヤ

いきなり地味なパーツ・・・と思ったかもしれませんが、タイヤが地面と接している唯一の部分です。
ここをケチりすぎたり、用途と大きく外れたモノを選ぶと走行に大きく影響があります。
高かったり、ハイグリップなタイヤを選べばいいというわけではありません。
例えば、日常用途やドライブ程度がメインの車にSタイヤのようなものを履かせても極端にライフが短かったり、ロードノイズがひどかったりデメリットもあります。
タイヤによってはある程度熱が入らないと性能を発揮しないタイプもあり、全く走らないような人がA050履いてめちゃ食うわ~なんて言ってるシーンを見ると悲しくなっちゃいます笑
なんて冗談ですが、例えばローパワーな車にあまりにもグリップが高いタイヤだったり、幅が広いタイヤを履かせてもパワーを取られてしまうケースもあるので、そのあたりも注意です。
しかしながら、まずは試して変化を実感するのが一番ですし、頭でっかちになっても仕方ないので
アジアンタイヤ中心ですが色々と試してきましたのでよかったらあなたに合うタイヤを見つけてください!
ブレーキ

タイヤと同等に需要なパーツです。一番重要といっても過言ではありません。
車にとって一番重要なのは、パワーでもコーナリングでもなく『止まること』です。
このパーツもサーキット用や高額のモノを選べば良いというわけではありません。
むしろスポーツに性能を振ったブレーキパッドは、走り始めの冷間時(ブレーキがい冷えている状態)では全く性能を発揮しません。
まずはいくつかおススメを紹介するのでよかったらその中から選んでみるものいいかと思います!
シート

最近の車は純正シートの作りが素晴らしく、変えないでもある程度は良いと思います。
しかし、クッション材が多かったり、乗り心地重視で作られている純正シートでより、バケットシートの方がはるかに車からのインフォメーションだったり、コーナリング時のホールド性が良く、スポーツ走行には欠かせないパーツの一つです。
車をより自在に扱うには、今車がどのような動きをしているのか。それをキャッチするのはあなたのお尻です。
見た目もかっこよくなりますし、体が振られなくなるので疲労も軽減されますよ。
86やロードスター、スイフト、のような最初からある程度完成度が高い最新の車であれば、最初に変えても良いパーツですね。
気を付けてほしいのはヤフオクなどで売っている2~3万くらいの安いのはやめておきましょう。
シート自体の剛性がなく、グニャグニャです。
※おススメしない例としては、ヤフオク安モン(ナニワヤとか)、アプガレオリジナル、GOODGUNの車検非対応モデルあたりです。
最低限、車検対応モデルのブリッドかレカロにしましょう。車検時にいちいち戻す作業もないですし、剛性が段違いです。
コチラもいくつかおススメを紹介します。
車高調

車の乗り味を大きく変化させるパーツですね。車高を変えたり、乗り心地を変えたり、総合的にみれば純正サスペンションはよくできているが、スポーツ走行やドレスアップなど、使用用途を限定すると社外品の方が秀でている部分も多い。目的は車いじりしたいけど何からやろうか?と悩んでいる際に見た目も大きく変化することから、ホイールと併せて最初に変えるのも悪くないかと。オシャレは足元から。と言いますからね!
一概には言えないが、サスペンションに関しては高価なもの=性能が高いものが多い。
高価なものは基本性能が高く、しなやかに動くものです。スポーツ走行時の性能が高いということです。
スポーツ走行に振りすぎてハードなセッティングのモノは、街乗りには適していない場合があります。
しかし、安価なもの過ぎても車高が下がるだけで乗り心地が悪くなることも。。
用途に合ったものを選ぶと良いでしょう。
10万前後の車高調は正直どれも一緒です。
まずはリーズナブルなところから試して、ステップアップも良いでしょう。
例えば、ブリッツのZZ-R→エンドレスなど・・・
剛性UP

走行中クルマのボディはゆがんでいます。
クルマを意のままに操るためには高い「ボディ剛性」が不可欠。
クルマは走行中、外からかかる力(路面からの入力)によってボディがしなったり、ねじれたり、目に見えないレベルでゆがみが生じています。剛性が高いボディはゆがみが小さく、剛性が低いボディはゆがみが大きくなります。とくに人気の高い2000年代前後の車は現代の車に比べ圧倒的に剛性が弱いです。それに比べ86やスイフトなどの現代の車はよくできています。こればかりは時代の技術や車のジオメトリーの変化です。
では、ボディがゆがむとどうなるか? ボディをある程度しならせることは、路面からの衝撃をボディが吸収してくれるので、快適性の向上につながることもあります。しかし、ボディがゆがむと路面へ伝えたい力が吸収されてしまうことになり、コーナリング性能やトラクション性能の低下にもつながります。
他にはレーシングカーについているようなロールゲージに関してはドライバーの安全を守るためだけでなく、上記のようなゆがみをより軽減する効果を発揮します。
剛性UPを行うことで
・動きのヨレをなくし車高調などの足回りにより効果を発揮
・クラッシュ時の安全性向上
などに極めて効果的です。
空力パーツ

年々その効果が重要視されており、空力チューンは自動車メーカーも注目しています。
車が走る際は常に空気の抵抗を受けています。それはスピードが上がるにつれて大きくなり、スポーツ走行時では通常の街乗りでは感じることのないレベルで空気の壁に逆らいながら車は走っています。
それを少しでも味方につけたりすることができるパーツです。
イメージしやすいのはトランクなどに取り付けるGTウィングや、フロントバンパーにの下に付けるリップスポイラーやアンダーパネルです。
細かい解説は別で紹介しますが、現代における空力パーツの効果としては
・ダウンフォース→車を下方向に押し付けトラクションを向上(コーナリングや直進安定性)
・車に入り込む空気を抜いたり、冷却に使う
です、特に空気を抜くというところは注目です。
空力は奥が深く、とっても面白いと思います。
パワー系

最後にパワーに関連するアイテムです。
チューニングというと車の馬力を上げる!というイメージが先行しますが、パワーだけおもむろに上げても駆動系や、タイヤなどもついてこず乗りにくい車になってしまいます。
私の個人的な考えとして、現状のパワーすら使いこなせていない状態で馬力を上げても車が速くなっただけでテクニックは向上しません。
最後の1滴まで絞り出して、目標に届かない時にこそありがたみを感じるものです。
一方で、パワーはすべてを解決します笑
純正タービンブーストアップ:特にターボ車なんかは純正タービンに現車セッチングorショップが出しているようなECU書き換えで50~100馬力くらいポンと上がってしまうほどです。
チューニングの効果をわかりやすく感じたい人であればおすすめです。
点火系:イグニッションコイルなど。良い火花を発生させ効率的に燃焼させてくれます
マフラー:変えてパワーがポンと上がることはないですが、高回転域の伸びがお良くなったり、何より音によって気持ちの面でも効くパーツですね。
基本的には吸排気+コイルなどを交換した上で現車セッティングをして、最適な状態にするのがベストです。
細かいですが、一度セッティングをしてからどこかのパーツを替えると少なからず影響が出ます。
ステアリング

こればっかしは好みになりますが、小径で無駄な装備ないステアリングはかっこいいですね。
昨今の車は純正の作りが良いですしステアリングにボタンがたくさんついていていろんな機能をOFFにしてしまうことも多いですので正直変えなくてもいいと思います。
車種によっては移設キットも出てます。
小径でディープコーンはドリフトに向いています。
注意点は安物やニセモノを買わないことです。作りが雑で合成もありません。
例えばMOMOステのニセモノは内側に縫い目がありますのでご注意を。
その他
車の性能に直結はしませんが、オススメ装備もご紹介したいと思います。
まとめ
いろいろと書かせていただきましたが、チューニングは自己満足ですし自分が満足のいくことをするのが一番です。パーツを替えて見た目や性能が変化するのは楽しいですから!
完全に個人的な印象ですが、純正車高・ホイールにGTウィングだけつけたり、爆音マフラーにしたり、
よくわからないシールや峠ステッカーベタベタ、紫や青の爆光フォグ、
ヘッドライトに傷跡ステッカー、光源丸見えのLEDテープ
順番や方法を間違えると本人は気づいていないですが、周りから見たら残念な車になってしまいます。
カスタムやチューニングはいろんなパーツを追加していくだけではなく、時には引き算も必要ということです。
先人たちを参考にしながら、チューニングを楽しみましょう。
安全第一で◎
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